【第2話】川越の豆知識〜耳コピ講座編〜
皆さま、こんにちは!
いよいよ梅雨も明け、本格的な夏の暑さがやってきましたね☀️
さて、カモメセラーで生演奏を始めてから、早くも1年半ほど。
お客様からよくいただくご質問で、
「譜面見てないの?」「耳で覚えてるの?」「絶対音感あるの?」
と聞かれる事が多いのでで今回は、川越流「耳コピ(耳コピー)のやり方」を、なるべく分かりやすくご紹介したいと思います…!
🎧 そもそも「耳コピ」って?
「耳コピ」とは、耳で聴いた音楽を、譜面を見ずに再現すること。
ピアノやギターなど、実際の楽器を使って演奏するのが一般的です。
最近では「◯◯を弾いてみた」動画などでもよく見かけますね!
似た言葉に「聴音(ちょうおん)」というものもありますが、これは音を聴いて譜面に起こすことを指します。
つまり、「耳コピ」も「聴音」も、音を耳で捉えるという点では共通しています👂
🎼 「絶対音感」と「相対音感」って?
耳コピの話をするうえで、避けて通れないのがこの2つの音感です。
・絶対音感
→ どの音を聴いても、すぐ「ド」「ミ」「ソ」などと判断できる能力。
例:ドドソソララソ=ドドソソララソ(そのまま聴き取れる)
・相対音感
→ 音と音の“間隔(高さの差)”をもとに判断する能力。
例:ドドソソララソ=115565(ドを基準に数字で関係性を把握)
相対音感は、実はほとんどの人が持っている能力なんです。
たとえば、カラオケで原曲キーが高すぎてキーを下げて歌う…なんて経験、ありませんか?
これも相対音感を使っている証拠なんです。
🎹 川越流・耳コピの3ステップ!
では実際に、どうやって耳コピしているのか?
今回はオフコースの名曲「愛を止めないで」を例に、相対音感を使った耳コピの流れを紹介します!
STEP①:メロディーを思い出す
まずは、好きな曲のメロディーを思い浮かべましょう。
可能ならサビの部分など、覚えやすいところから!
STEP②:最初の音を声に出してみる
メロディーの「最初の音」をゆっくり伸ばして、声に出して歌ってみます。これが“基準の音”になります。
※「愛を止めないで」のサビの最初は「ド」から始まります。
STEP③:楽器で音を探す
今歌った音を、ピアノやキーボードなどの楽器で探していきます。
あとは、それに続く音も一つずつ耳と比べながら探していけばOK!
ズレていたら、「高すぎるか、低すぎるか」を意識しながら調整してみましょう。
この繰り返しで、メロディーが耳コピできるようになります♪(おそらく)
★メロディーだけじゃ物足りない…!という方へ★
「メロディーは弾けるようになったけど、伴奏が分からない…!」
そんな方のために、ちょっとだけ和音の耳コピ術もご紹介します!(ほぼピアノ用)
まず伴奏を付けるには、その曲の調を判定する所から始まります。
たとえば、耳コピしたメロディーの中に#(シャープ),♭(フラット)などの臨時記号が出てきていない場合は、「Cメジャー」か「Aマイナー」である事がほとんどです。
「愛を止めないで」を例に、楽譜に起こすとこんな感じです。

💡 ポイント:曲の“明るさ・暗さ”でキー(調)を予想しよう!
• 明るい曲:メジャースケール
• ちょっと切ない曲:マイナースケール
キーがわかると、使われていそうなコード(和音)も予測しやすくなります。
あとは、ベース音を聴き取ったり、コードの響きを楽器で探しながら近いものを当てはめていく作業になります。
※「メジャースケールのコード一覧」はネットでも検索できますので、初心者の方は活用してみてください!
コードを付けれたらこんな感じになります!

★アレンジのコツもちょこっと…
和音が分かってきたら、ただ「ジャーン!」と鳴らすだけではもったいない!
コードの音を分散させて弾いたり、アルペジオ風に弾いたりすると、一気に雰囲気が出ます✨
(このあたりは川越が実演中にやっているので、よければ演奏を聴きにいらしてください♪)
ちなみに私自身は“絶対音感”があるタイプです。
音を聴くと「これはファだな」などと分かるのですが……問題は、記憶力がないことなんです😇
Aメロは覚えてないのにサビだけは弾ける曲、いっぱいあります…笑
そんな私でも、日々耳を使って少しずつ覚えております。
「この曲、弾いてみてほしい!」というリクエストもいつでも大歓迎です!
音楽を“聴く”だけでなく、“奏でる”ことで味わえる喜びは格別です。
ぜひ、あなたの好きな一曲を、自分の耳と手で奏でてみてください🎶
分からないことがありましたら、いつでもお声がけください!
今回の川越のイチオシ楽曲は勿論!
ブログで例に出したオフコースの「愛を止めないで」です!
私はこの曲が本当に大好きで…かなり高頻度でお店で弾いております笑
オフコースの曲はどれも素敵なんですが、特にこの楽曲は本当に美し過ぎて…
実を言うと私の父がオフコースのファンで、よくカラオケに行く際にこの曲を歌っていたので…今でも思い出深い曲です✨
皆様の思い出の一曲、是非川越にも教えてください!